ドラキュラ ~愛と死のはざまで~
「ドラキュラ~愛と死のはざまで Dracula - entre l'amour et la mort」は
ブリュノ・ペルティエが着想し、アーティスティック・ディレクターとして実現させたミュージカル。
<作品詳細>
「Dracula - entre l'amour et la mort」
ドラキュラ ~愛と死のはざまで~
作曲:Simon Leclerc シモン・ルクレール
作詞:Roger Tabra ロジェ・タブラ
ドラキュラ : ブリュノ・ペルティエ
ミーナ(エレミナ) : アンドレ・ワタース
ジョナサン・ハーカー : シルヴァン・コセット
レンフィールド : ダニエル・ブーシェ (リヨン公演:マット・ローラン)
ヴァン・ヘルシング : ピエール・フラン
ルーシー : ガブリエル・デトロワメゾン
女ヴァンパイア : ブリジット・マルシャン、エリザベス・ディアガ、リタ・タバク
あらすじ:
ワラキアの王ヴラッド・ツェペシュは、妻に娶ったエレミナが吸血鬼であったため
彼も吸血鬼となってしまう。
エレミナは怒った住民に殺されるが、蘇ることを予言して果て、
ドラキュラとなったヴラッドは、愛するエレミナを求めて時をさまよう。
2050年、ドラキュラはルーシーという娘に出会い、
エレミナではないかと感じる。
ルーシーを恋い慕うレンフィールドを使って、
ヴァン・ヘルシングの娘であるルーシーに近づくが・・・。
<作品感想>
ヒントはもちろんブラム・ストーカーの「ドラキュラ」(1897年)ですが、
そこから作られた映画「ドラキュラ」(1992年:フランシス・コッポラ監督、ゲイリー・オールドマン主演)
もかなりベースになっています。
とはいえ、さらにそこにオリジナリティが加わっていて、
ドラキュラをはっきりとそのモデルとなったブラッド・ツェペシュとし、
ワラキアの王である彼が吸血鬼となり、
そしてその妻エレミナを時空を超えて2050年の近未来まで探し求めるという
ストーリーになっています。
中世の王なだけあって、ドラキュラは尊大でかっこいい。
レンフィールドを利用して平気で捨てる冷徹さ。
でもエレミナへの愛の前では悩み苦しむ男・・・。
しかも、このブリュノのドラキュラ、
空手の黒帯まで極めたブリュノが演じるだけあって、肉体的!!
ドラキュラを追い詰めるジョナサン・ハーカーとの対決シーンでは
アクション・シーンが格闘技っぽくてとてもかっこいい!!
夜にしか出歩けないというドラキュラの、どこかひ弱なイメージとはま逆です。
しかもドラキュラの宙吊りまであって、
舞台ならではのおもしろさも存分に堪能しました。
そして、セットもすばらしかったです。
特に大がかりな仕掛けがあるわけではありませんが、
中央部が山なりになっていて、その上を歩けるようになっています。
これが舞台に広がりと、舞台転換しなくてもシーンを使い分ける可能性を与えていて
うまく考えてあるなと思いました。
ミュージカルとしても、歌が素晴らしい。
対決シーンの歌のかっこよさ、
ドラキュラが苦しむ歌のせつなさ、
レンフィールドの狂気と愛・・・。
また、ジョナサン役のシルヴァン・コセットがとても透明感のある声で、
ドラキュラとの対決シーンなどでは
ブリュノとの声の違いが際立って、とてもぞくぞくします。
またいつか見たいです、ブリュノのドラキュラ。
再演希望!
ブリュノ・ペルティエが着想し、アーティスティック・ディレクターとして実現させたミュージカル。
<作品詳細>
「Dracula - entre l'amour et la mort」
ドラキュラ ~愛と死のはざまで~
作曲:Simon Leclerc シモン・ルクレール
作詞:Roger Tabra ロジェ・タブラ
ドラキュラ : ブリュノ・ペルティエ
ミーナ(エレミナ) : アンドレ・ワタース
ジョナサン・ハーカー : シルヴァン・コセット
レンフィールド : ダニエル・ブーシェ (リヨン公演:マット・ローラン)
ヴァン・ヘルシング : ピエール・フラン
ルーシー : ガブリエル・デトロワメゾン
女ヴァンパイア : ブリジット・マルシャン、エリザベス・ディアガ、リタ・タバク
あらすじ:
ワラキアの王ヴラッド・ツェペシュは、妻に娶ったエレミナが吸血鬼であったため
彼も吸血鬼となってしまう。
エレミナは怒った住民に殺されるが、蘇ることを予言して果て、
ドラキュラとなったヴラッドは、愛するエレミナを求めて時をさまよう。
2050年、ドラキュラはルーシーという娘に出会い、
エレミナではないかと感じる。
ルーシーを恋い慕うレンフィールドを使って、
ヴァン・ヘルシングの娘であるルーシーに近づくが・・・。
<作品感想>
ヒントはもちろんブラム・ストーカーの「ドラキュラ」(1897年)ですが、
そこから作られた映画「ドラキュラ」(1992年:フランシス・コッポラ監督、ゲイリー・オールドマン主演)
もかなりベースになっています。
とはいえ、さらにそこにオリジナリティが加わっていて、
ドラキュラをはっきりとそのモデルとなったブラッド・ツェペシュとし、
ワラキアの王である彼が吸血鬼となり、
そしてその妻エレミナを時空を超えて2050年の近未来まで探し求めるという
ストーリーになっています。
中世の王なだけあって、ドラキュラは尊大でかっこいい。
レンフィールドを利用して平気で捨てる冷徹さ。
でもエレミナへの愛の前では悩み苦しむ男・・・。
しかも、このブリュノのドラキュラ、
空手の黒帯まで極めたブリュノが演じるだけあって、肉体的!!
ドラキュラを追い詰めるジョナサン・ハーカーとの対決シーンでは
アクション・シーンが格闘技っぽくてとてもかっこいい!!
夜にしか出歩けないというドラキュラの、どこかひ弱なイメージとはま逆です。
しかもドラキュラの宙吊りまであって、
舞台ならではのおもしろさも存分に堪能しました。
そして、セットもすばらしかったです。
特に大がかりな仕掛けがあるわけではありませんが、
中央部が山なりになっていて、その上を歩けるようになっています。
これが舞台に広がりと、舞台転換しなくてもシーンを使い分ける可能性を与えていて
うまく考えてあるなと思いました。
ミュージカルとしても、歌が素晴らしい。
対決シーンの歌のかっこよさ、
ドラキュラが苦しむ歌のせつなさ、
レンフィールドの狂気と愛・・・。
また、ジョナサン役のシルヴァン・コセットがとても透明感のある声で、
ドラキュラとの対決シーンなどでは
ブリュノとの声の違いが際立って、とてもぞくぞくします。
またいつか見たいです、ブリュノのドラキュラ。
再演希望!