Bruno Pelletier Japon : 2002 ノエル・コンサート

(1) モントリオール到着

Bruno, Blue, Basilica (2002 ノエル・コンサート)
(1) モントリオール到着

ブリュノのコンサートに行く

 今回のコンサートは、アルバムのツアーコンサートではなく、単発的なもの。モントリオール・シンフォニー・オーケストラとノートルダム大聖堂(ノートルダム・バジリカ)で行われるノエル・コンサート。
 チケットが発売されるとアナウンスがあった時、そのうちツアーコンサートも始まるだろうな、とは思ったけれど、とりあえず「行こう!」と思ってから初めて発売されたのが、このコンサートのチケットだった。少し迷ったけれど、ブリュノの声、大聖堂、オーケストラ、そしてクリスマス。舞台設定はばっちりだ(笑)。しかも、場所はモントリオール、ガイドブックに会場となる聖堂も載ってるから、なんとかたどり着けるだろうし。よし、チケットの予約だ!

まずは予習

 通常のコンサートなら、ソロアルバムの曲を歌うから聞きなれた曲ばかりだろうけど、さてさて、クリスマス・ソング。もちろん日本にも有名な曲はいっぱいあるけど、まずはフランス語だとどういう歌詞になってるのか全然わからないし、そして日本では知られてなくても欧米では有名な曲もあるだろうし。仏語をすんなり聞き取れるなら問題も少なかろうけれど、それも難しいし(泣)。どんな曲を歌ったってブリュノの声の素敵さに変わりはないだろうけど、ほとんどが知らない曲だったらちょっと悲しいかも・・・。
 そう思って、コンサートの1ヶ月ほど前に、ブリュノのオフィシャルサイトのゲストブックで「ブリュノはどんな曲を歌うと思う?」と書き込みしてみたら、親切に「確証はないけど、私はこういう曲じゃないかと思うわ。」と希望をこめた(笑)リストを送ってくれた人がいた。もちろん、そのほとんどが私の全然知らない曲。助かったわ~~。それを元にいろいろ検索をかけてるうちに、ノエル・ソングとして頻繁に出てくる曲名もある程度つかみ、4枚のノエル・アルバムを注文。

 直前になって、コンサートのリハーサルを見たらしい人の書き込みがあった。ブリュノが歌った曲目もいくつか書かれていて、その中には私は全く知らなかったけど、購入した予習用ノエルアルバムの中にはいってた曲もあって、「おお、予習大正解!」という感じ。
 そして、もう一つ、私の大好きな曲「Quand les hommes viveront d'amour(人が愛に生きるなら)」も書かれていた。これはノエルソングじゃない。でも、以前ブリュノが歌っているのを聞いたことがあって、歌詞の全部はわからないけど、とてもブリュノに合ってる曲だなあと思ってた。だから、これを歌うとわかった時、すごく嬉しくて、そしてそれまでいまいち「ブリュノのコンサートに行く」という実感がなかったのが、突然熱いものが沸いてきた。これから、私はあの声を聞きに行くんだ・・・。

モントリオール到着

  いよいよ、初めてのカナダへ。
 私の飛行機は、真夜中近くにモントリオールに到着する予定だった。だから、出発直前に知り合ったケベコワ(ケベック人)のメル友が「空港まで迎えに行ってあげるわ」と言ってくれた時には丁重にお断りしたんだけど、何度も親切に言ってくれるので、ありがたくそのご厚意を受けることにする。

 空港へ着くと、以外に小さいモントリオールの空港は、荷物受け取りのターンテーブルのところから、迎えに来ている人たちが見える。「出口の右側で待ってるからね」と言ってたなあと思い出し、そちらを見ると、それらしき人はいるけれど・・・二人で来るって言ってたのに3人いるなあ・・・。向こうも、こっちを伺っている様子。でも、自信がなくて近づけずにいた。荷物も待たなきゃいけなかったし。
 ・・・もう一度そちらを見ると、一人がポスターを広げて持っている。・・・もしや、それは・・・!!そう、ブリュノのアルバム「D'autres Rives」のアルバムと同じ写真のポスター・・・!!!!キャーーーーー!!
 ブリュノのポスターなんて見るのは初めてである。まず、それに感激(笑)。そして、もちろん間違いなくメル友たちであることも確信して、笑いながら近づいていった。彼女たちも、私が「日本からやってきたファン」ということはすぐにわかって、にこやかに暖かく迎えてくれた。

 荷物を引き取り、駐車場に向かう途中、彼女たちはフラ語で話しかけてくれるけど・・・さ、さーーっぱりわからない・・・!(真っ青)。すると「英語のほうがいい?」と聞いてくれて、ほんとはフラ語の勉強のためにもフラ語で話したいけど、「会話」として成り立たないことが数分のうちにわかり(泣)、「英語・・・」と答える自分がいた(とはいえ、最近全く英語を勉強してないので、その英語も相当低レベル)。

 車の中でかかるのは、もーーちろん、ブリュノの曲!!きゃ~~~♪私は自分の車ではもちろんブリュノの曲をかけているけど、他の車で聞けるなんて(うるうる)。

翌日まだ停まっていた搬入トラック
 私のホテルは会場となるノートルダム・バジリカのすぐ近くだったので、車はまずバジリカに寄ってくれた。ほとんど人気のない古い街角にたたずむ聖堂の前のもみの木は、ブルーのイルネーションがシックに輝き、バジリカの窓からは青い光が漏れ、みんなが「Blue...」「きれい」とつぶやく。こんなところでブリュノのコンサートを聞けるなんて。


 車はバジリカのわき道を曲がった。そしたら、運転手の彼女は間違えて、路上駐車している車の後ろにつけてしまった。その時、突然、「ブリュノ!」と誰かが叫んだ。何?何?わけがわからなかったけど、みんな口々に「ブリュノ!ブリュノ!」と叫んでいる。もう、大騒ぎ(笑)。どうやら、ブリュノの車が停まってたらしい。奥のほうには荷物搬入用らしきトラックもあった。この時間にリハーサルはないだろうけど、舞台設営とか確認とかのためにブリュノが来ていたんじゃないかな。
 でも、なんてみんなかわいいんだ・・・(笑)。

 いったんホテルへ向かった車は、ちょっと迷ってもう一度バジリカの前まで来てしまった。「ブリュノが歩いてるんじゃない?」と誰かが行って、みんなで笑った。なんだかとても楽しい。

 ホテルに着いて、自分の部屋から半分くらい、バジリカが見えた。はあ・・・とうとうここまで来たよ・・・。

オフミ1

ノートルダム西通り
 出発前、コンサートの前のオフミに誘ってもらった。言葉の大いなる壁は容易に想像できたけど、1人でご飯食べるよりよりはるかにマシだし、なんといってもブリュノの話が出来るんだものーー!と、がんばって行く。

 しかし、案の定私のフラ語は用を成さない。何度も何度も聞き返して、やっと簡単な単語が聞き取れる、というていたらく(泣)。ケベックとヨーロッパ、そして日本(笑)から総勢8名でのオフミは、それでも楽しかった。途中、ブリュノの写真が飛び交い、大喜び(笑)。ああ~~これこそ、正真正銘のファン・オフミだわ~~(感涙)。

いよいよコンサート会場へ
 開場の30分ほど前にバジリカに到着したけど、開場は15分ほど前からしか始まらなかった。さ・・・寒い!
 その辺を完璧なサンタの格好をしたおじさんが「ホッホッホッ!」と鐘を鳴らしながらうろついている。コンサートに関係があるようではなさそうだけど・・・ひげ、本物だ!さすがサンタも貫禄が違うぞ。・・・などと妙に感心しているうちに、いよいよ開場になった。

 入り口で、チケットを見せると、「はい、君はこっちね」と示された扉の先には、階段が見えた。「えっ・・・」ひょっとして、2階席?ががーーん・・・。
 チケットは、発売開始早々に申し込んだので、席が悪い、ということは全く考えなかった(相当ばかかもしれない・・・)。座った自分の席は、2階席でも後ろから数えたほうが早いくらい。すでにちらほら座っているオーケストラのメンバーの顔が見えない・・・ってことは、ブリュノも・・・。
 私がお芝居のチケットを取る時には先行予約だったり、とにかく「いい席」だった。いい席じゃなかったら、見る気がしなくなるくらい。だから、なぜだか今回もそう信じ込んでいた。オペラグラスさえ持ってきていなかった。・・・結構ショック。
 
挨拶をしに

バジリカ前のもみの木。青いイリュミネーションがとてもきれい。
 コンサート開始時間は近づいていた。
 会場で会う約束をしている友達がいたので、彼女のところへ行く。一階席の、とてもいい席だった。なんて舞台から近いんだ!などと思いながら、話しかける。すると、その近くにはオフミで一緒だった人もいた。どうやら、常連ファンがこの辺でかたまっていたらしい。

 スタッフらしき人が近くにいて(彼女たちとそれまでしゃべっていたみたいだが定かではない)、「日本から来たって?冗談だろう?」と近づいてきた。周りにいた人たちが口々に「本当に日本から来たんだよ」と説明してくれた。すると、彼はとても驚いて、すごいなあ、それじゃあブリュノに会わせてあげるよ、と言う。
 はい?・・・今、なんて?
 すると、彼(都合上、Mr.スタッフと呼ぶ)は「コンサートが終わったら、ここにおいで。会わせてあげるから」。
 おいおい・・・ブリュノに確認もせんと、君の一存で決めていいのかい。でも、まわりのみんなは彼がそういうのを違和感なく聞いている様子。「・・・マジ?」という日本語が勝手に口から出ていた・・・。半信半疑だけど、本当らしい。

 自分の席に戻る。いよいよ、もうすぐブリュノの声を生で聞ける。そして・・・その後・・・もしかしたら、会える?
オーケストラメンバーの大半が着席し、最初にコンサートとスポンサーの紹介をする女性がスピーチに現れた。彼女の顔は見えない。

 そして、とうとうブリュノが・・・入ってきた!ブリュノだ・・・!!!
 でも、姿はわかれども、顔は見えない・・・遠い、遠い、とても遠い・・・。


2002 ノエル・コンサート

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(1) モントリオール到着      
(2) 初めてのコンサート
(3) 邂逅      
(4) コンサート第2夜

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(2) 光の街    
(3) 天使

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新アルバム「君のまわりで」
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アーティスト・プロフィール
Bruno Pelletier

Bruno Pelletier ブリュノ・ペルティエ

カナダのフランス語圏ケベック州出身。3度の最優秀男性歌手賞の実績を誇る実力派歌手。ミュージカル「ノートルダム・ド・パリ」で人気を不動のものに。ロックからジャズまで幅広い音楽を豊かに歌いこなし、定期的に東欧でもツアーを行っている。

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