(1) パリのノートルダム
(2011年 ノートルダム・ド・パリ オマージュ・コンサート)
(1) 悪魔の誘い

「チケット余ってるんですけど、いりませんか?」
それはまさしく悪魔の誘い、地獄の使者。行きたいと思いつつもあきらめていた「ノートルダム・ド・パリ」のパリでのコンサート版公演。公演が近づくにつれ、やっぱ行きたいなとは思ったものの、いい席じゃなきゃ行く気がしない私の目の前に、いい席のチケットがヒラヒラ・・・。ああ、これを誰が蹴れようか。
それからはまるで突貫工事のごとく話を進め、家族の説得、休みの取得、見たいもののリサーチ、宿・飛行機の手配。5日で海外旅行の計画から手配まで完了。
いざ、出発!直行便のあるパリは、とーっても近い♪なにせ片道たった12時間。ロシアやケベックに片道3便・24時間かかるのに比べれば、直行便ありがとぅっっっ!!!!です。
ブリュノの家で食事
旅行中にどこで食事をするかっていうのは旅における一つの大命題なわけですが、パリのレストランって、ちゃんとしたとこほど夜は7時から、っていうパターンが多いのです。しかし、その日は私は「シェヘラザード」の公演が8時からというスケジュールだったので、7時からでは遅いのですねー。
ほよ~んと探していると、ノートルダムの会場(ベルシー総合体育館)の近くの「ベルシー・ヴィラージュ」っていうところに、「Chez Bruno(ブリュノの家、という意味)」のカジュアルなビストロ発見。しかも、昼食から夕食まで途切れることなく営業(ベルシー・ヴィラージュにはそういうお店が多かったと思います)。
ブリュノ・ファンとしてはこの名前のお店ははずせない(笑)。しかも、他の友達に「ブリュノの家で夕食するの♪」って言うのは、なかなかオツなもの(単純)。
そのお店もなかなかよかったし、ベルシー・ヴィラージュも食べるとこばかりじゃなくいい感じのお店がいろいろあり、地元の人で賑わってていい雰囲気でした。いくつかレストランもあり、特にベルシーで食事するとこ探してる方には、お勧めです♪
ノートルダム大聖堂でパイプ・オルガン・コンサート
ずいぶん前から、「教会でのパイプ・オルガンのコンサートに行く」というのが一つの目標でした。でも、そうしょっちゅうやってるものでもないのでタイミングが合わず、旅行の都度探しては断念。今回はクリスマスの時期ということもあって本格的に探してみよう・・・としたら、一発で見つけたのがノートルダム大聖堂でのパイプ・オルガン・コンサート!!!
ミュージカル「ノートルダム・ド・パリ」を見に行って、本物の「ノートルダム・ド・パリ(=ノートルダム大聖堂)」でパイプ・オルガン・コンサートを聞く・・・。考えただけでちょっとうっとり。迷わず行くこと決定。
一般的にはノートルダム大聖堂は夕方6時くらいまでで閉まってしまいますが、このコンサートは夜8時から。夜のノートルダムはまた違った荘厳な雰囲気。しかもパイプ・オルガンでのバッハの天上の音色。
カジモドやフロロが住んでいたであろう大聖堂、エスメラルダが隠れ住み、グランゴワールが神父に会いにきたかもしれないノートルダム・・・。目的の「ノートルダム・ド・パリ」を見る前の準備としては、これ以上ない舞台装置で大聖堂を味わうことができました。
「2011年 パリのノートルダム」
1. 悪魔の誘い
2. 幕が開く
3. 永遠の一瞬