Bruno Pelletier Japon : (3) パリのノートルダム

(3) パリのノートルダム

パリのノートルダム
(2011年 ノートルダム・ド・パリ オマージュ・コンサート)


(3) 永遠の一瞬

一幕が始まる直前、ノートルダム・ド・パリの生みの親であるリュック・プラモンドンが客席に入ってくるのが見えました。
幕間になった瞬間、プラモンドン先生のところに猛ダッシュ。やっぱりこの日出国にカテドラルの時代が来てもらわなくては。そう思ってお手紙をしたためていたのでした。 例え去年と同じお願いであろうと、ご本人がいらっしゃるのであれば直訴するのは、いわば私のミッション。既に他のファンに取り囲まれていたプラモンドン先生、私もついでにサインまでもらってしまいました(去年はもらいそこねたのだー)。

Bruno Pelletier, le poète Gringoire
詩人と神父が「フィレンツェ Florence」を歌い出し、二幕の鐘を鳴らします。こうやってオリジナル・キャストのデュオやトリオを聞くのは、何にも増しての饗宴。

ブリュノが「月 Lune」を歌うために登場すると、会場はケータイやライターで明かりを灯し、幾千の星空が会場に出現。2010年から既に「伝統」のようになっている感じですが、私はというと、最初光る棒(なんて言うんでしょうか、あれ。コンサート会場御用達のやつ)を持って軽く振ってたんですが、何かをやっていると集中できなくて、すぐに光らせたまま動かすのをやめました。



月は優しく輝き、その光を全身に浴びる感覚。胸が締め付けられ、息をするのも苦しく、目には涙。この歌はブリュノのソロ・コンサートで何回か聞き、さらに前年のロシアのノートルダム・コンサートでも聞いたのに、なのにどうしてまだこんなに胸が震えるんだろう?

今でも「Lune」が耳にこだますると、あの胸を締め付けられる感覚が蘇る。それくらい、ブリュノの「Lune」は素晴らしかった・・・。

Quasimodo, Frollo, et Phœbus
美しい歌が次々と続きます。「鐘 Les Cloches」ではカジモドの感情たっぷりに、「君の元へ帰るよ Je reviens vers toi」ではフェビュスの甘い声が、「馬 La monture」では純真な少女から成熟した女に変わったフルール・ド・リス。そしてフロロの「愛している! Je t'aime !」を聞いた時の震えは私たちの記憶に刻まれ、エスメラルダの「生きる Vivre」は私たちを心の底から魅了。

これほど素晴らしい曲に、これほど完璧なキャストが揃うなんて、めったにないことじゃないかもしれません。


ノートルダム大聖堂が地上にそびえ立つ限り、このミュージカル界の傑作は間違いなく歴史にその名を刻み続け、そして作曲家・作詞家の名前や歌手たちの歌声も、永遠に残って行くのでしょう。いつしかそれは伝説になり、神話になり、そして私は幸福なことに、その一瞬を共にできたのです。


La rosace sud de Notre-Dame de Paris

永遠の瞬間・・・














Photos by Kyoko
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「2011年 パリのノートルダム」
1. 悪魔の誘い
2. 幕が開く
3. 永遠の一瞬


-- Fin --

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アーティスト・プロフィール
Bruno Pelletier

Bruno Pelletier ブリュノ・ペルティエ

カナダのフランス語圏ケベック州出身。3度の最優秀男性歌手賞の実績を誇る実力派歌手。ミュージカル「ノートルダム・ド・パリ」で人気を不動のものに。ロックからジャズまで幅広い音楽を豊かに歌いこなし、定期的に東欧でもツアーを行っている。

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