Bruno Pelletier Japon : 2000人のコーラス隊とのコンサート・レポート

2000人のコーラス隊とのコンサート・レポート

ブリュノは2015年から毎年、フランスやスイスで行われる大人数のコーラス隊とのガラ・コンサートに出演しています。
2015年12月はスイスで、2016年7月はフランスで、どちらも「ノートルダム・ド・パリ」の作詞家リュック・プラモンドンをテーマとしたコンサートでした。

2017年はフランスで、映画をテーマにしたガラ・コンサート。しかも、コーラス隊の人数は2000人!これまでも1000人レベルのコーラス隊でしたが、それを大きく上回る規模。そして、この大規模なコーラス隊コンサートを率いているのは指揮者のジャッキー・ロックスJacky Locksさん。

ブリュノとコーラス隊とのコンサートは、観劇した人たちから本当に感動的だったとたくさんのコメントが寄せられていました。そして、それは公式で投稿された動画を見ていても、充分伝わってくるものでした。それに惹かれて、私も2017年のコンサートに参戦。フランスをはじめ欧州ばかりではなく、ブリュノがソロコンサート・ツアーをやっているケベックからもわざわざこれを聞きにやってきたファンもいました。


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Les 2000 choristes chantent les plus belles musiques du 7ème Art
2000人のコーラス隊~映画音楽を歌う~

日時: 2017年10月27・28・29日
場所: GALAXIE MEGA HALL AMNEVILLE (アムネヴィル・フランス)
ゲスト歌手: Bruno Pelletier ブリュノ・ペルティエ|SLIMANE スリマン|Véronic DICAIRE ヴェロニク・ディケール

Les 2000 choristes - Chœur en fête ページから
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(左から) Bruno Pelletier, Véronic Dicaire, SLIMANE, Mélanie Romer

コンサートはコーラス隊だけではなく、もちろんシンフォニー・オーケストラも入っています。
オーケストラだけの演奏曲あり、コーラス隊だけの曲あり、そしてもちろんブリュノたちゲスト歌手の歌披露あり。

最初、コーラス隊の歌声が聞こえ始めた時、一瞬「・・・こんなものかな?」と思ったのですが、次第にそのパワーがアップしてくると、2000人の歌声がぶわ~っとこちらに大波となって迫ってくる感じで圧倒されました。私の席は、中央5列目あたりだったのですが、見えるのはコーラス隊の顔・顔・顔・・・。顔以外が見えないくらいに上手に配置されてたのでしょう。私の位置から顔だけが見える=その歌声がちょうどすり鉢状に集中するような状態だったのかもしれません。とにかく迫力!



そして出てきたブリュノが歌ったのは、「La complainte à mon frère 兄への哀歌」。元々ブリュノはこの歌を力強く歌っていましたが、このコンサートでは、2000人のコーラス隊のパワーを直接その歌声に取り込んだかのような、強烈な力強さ!全身に力をみなぎらせ、渾身の力で歌い上げるその姿と歌声は鳥肌もの。その視線、その指先、刺すような気迫で満ちていて、心が震えました。今思い出すだけでも心が震えます。


このコンサートをまとめた動画(歌+ミニ・インタビュー)

ブリュノは様々な色合いの歌い方をする歌手です。アレンジが違う時もあれば、歌い方だけが変わる場合もあります。もちろん毎回というわけではないし、歌によって様々なバージョンがあるものと、さほどそうではないものもあります。
だから、今回のコンサートだけが特別というわけではないけれど、これほど迫力のある歌い方は決して多いほうではなく、とにかく圧倒されっぱなし。最初の1曲を聞き終えただけで、「大海原を超えて聞きに来る価値がある・・・」と思いました。

ブリュノが歌ったのは以下(順不同):
- La complainte à mon frère 兄への哀歌
- Calling You コーリング・ユー
- Ordinaire 平凡
- Le temps des cathédrales カテドラルの時代
- Let It Be  レット・イット・ビー
- Against All Odds 見つめて欲しい
* The hanging tree (エンディング曲)

ブリュノのアルバム「音楽と映画 Musique & Cinéma」からの曲が多いですね。
コンサートを聞きながら思っていたのですが、指揮者ジャッキーさんは、ブリュノのこのアルバムから今回のコンサート・テーマを思いついたのではないでしょうか。コンサート全体の選曲はジャッキーさんだそうですし。

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(Photos by Line Côté)

「Ordinaire 平凡」は、人気歌手の孤独を歌った歌。これも、ブリュノはその哀愁を強く訴えかけるように歌って、胸に迫ってきました。
それはもちろん私だけではありません。私の隣の席の男性は、ブリュノがこの歌を歌い終えた時、両手を組んで「うん、うん、うん!」という感じで大きく頷いたのです。ストーリー仕立てのミュージカルならともかく、コンサートでそんな仕草をする観客は海外でも見たことがありません。それほど、ブリュノの歌がこの男性の心に響いたということなのでしょうね。

「Let It Be」は、ブリュノがここ数年自身のソロ・コンサートでよく歌っている曲。このコンサートでは、ブリュノはこの曲の時は左右にかなり移動して歌っていました。最後のほうで右手のコーラス隊のすぐ前で歌ったのですが・・・歌が終わってブリュノが去っていった後で、そのコーラス隊の女性たちが、「うわ~~」という表情で手を口元に当てて感動しているのが見えました。目の前で歌ってくれたと喜びもあるでしょうけど、力強い歌声をダイレクトに聞いて、その迫力に圧倒されて感動している様子でした。

ちなみに「カテドラルの時代」は、ミュージカル「ノートルダム・ド・パリ Notre-Dame de Paris」の曲なので、映画と直接関係があるわけではないのですが・・・。ブリュノは歌い始める前に、「これは僕の人生を変えた映画のようなもの」と紹介していましたが、何よりオーケストラと大合唱隊というこのシチュエーションでぴったりはまる歌ですし、ブリュノがいて外すわけにはいかないですよね。


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「カテドラルの時代」のブリュノ(豆粒)とセット (Photos by Line Côté)


セットとブリュノを一緒に見るとこうなります。

せっかくなのでもう一人観客を紹介すると、私の前に若い男性が座っていました。コンサート開始直前、何もすることがないので、彼が着ていたTシャツの文字を何気なく読んでいると・・・「C'est une histoire qui a pour lieu Paris la belle en l'an de Dieu...」。おわかりになるでしょうか。「カテドラルの時代」の冒頭部分の歌詞です。このコンサートでそれを着てくるっていうのは、やっぱりブリュノのファンなんでしょうね(見ていても、そういう感じが伝わってきました)。Tシャツはモノトーンのシンプルなものでしたが、売っているなら買いたかったです。


その他のゲスト歌手のヴェロニク・ディケールもブリュノ同様ケベック出身で、セリーヌ・ディオン等のモノマネで有名だそう。今回のコンサートでも、セリーヌ・ディオンやエディット・ピアフなどの歌を披露。とてもよく似ていたし、歌唱力も抜群。もう一人のスリマンは、The Voice出身の若手人気歌手。こちらも温かみのあるパワフルな歌声で聴衆を魅了していました。

その他、コーラス隊の歌でディズニー・メドレーがあったり、オーケストラ曲で「パイレーツ・オブ・カリビアン」メドレーがあったり、あるいはフランスで人気のTVドラマの主題歌メドレー等、観客を楽しませる工夫も忘れていないところが、ジャッキーさんさすが!という感じです。そして、ジャッキーさんは人気者でした(^^)。

現地で聞いた話では、このコンサートのDVDが出る予定あり!!
楽しみに待ちたいと思います。

Merci pour les photos Line !!

[2017年11月30日]



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アーティスト・プロフィール
Bruno Pelletier

Bruno Pelletier ブリュノ・ペルティエ

カナダのフランス語圏ケベック州出身。3度の最優秀男性歌手賞の実績を誇る実力派歌手。ミュージカル「ノートルダム・ド・パリ」で人気を不動のものに。ロックからジャズまで幅広い音楽を豊かに歌いこなし、定期的に東欧でもツアーを行っている。

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